ロレアル リサーチ&イノベーション ジャパンが業種の垣根を越えたテクノロジースカウティングを実施!
L’Oréal Big Bang Japanは昨年第一回が開催され、中小企業やスタートアップ、またいくつかの大手企業を含む多くの企業からの応募がありました。スカウティングされた企業は、11月に開催された中国最大級の展示会「中国国際輸入博覧会(CIIE)」における「イノベーション·インキュベーション·エリア」に出展し、各社独自のテクノロジーを紹介、そのうち数社は現在ロレアルと共同研究を進めています。本年は、スピード感をもって、日本企業の技術を世界で展開する機会の提供を行います。L’Oréal Big Bang Japanを通して、わたしたちは、日本の企業とともに消費者の悩みを解決する技術開発やビューティーの未来を創造することで、日本独自のイノベーション·エコシステムの活性化を目指します。
日本では、日本と世界のディープテックをつなぐHello Tomorrow社の支援を得ながら、消費者の悩みを解決する技術開発やビューティーの未来を創造をともに創造する企業を発見·支援します。L’Oréal Big Bang Japan 2024 フューチャー·ビューティー·テクノロジーズに参加し、スカウティングされた企業は、ロレアルグループによる援助のもと、中国最大級の展示会における「イノベーション·インキュベーション·エリア」に出展する権利を獲得するほか、ロレアルグループが関与する国際イベント等におけるプロモーション機会を得られます。
* L’Oréal Big Bangとは
日中韓で革新的な美容関連製品と美容体験の共創および共同開発の推進に焦点を当てた、ロレアル北アジア地域初のオープンイノベーションの取り組みです。中国で2020年から3年に渡って開催されたパイロットプロジェクトの成功を受け、日本と韓国でも同プログラムを昨年から開始しました。国や業界を超えた美のイノベーションとコラボレーションを通じ、北アジア圏の<美の三角形>=「C(hina-中国)-J(apan 日本)-K(orea 韓国) ビューティートライアングル」という、独自のイノベーション·エコシステムを充実させることを目的にしています。
1. スピード感をもって、自社技術を世界で展開したい
2. 消費者の悩みを解決する技術開発やビューティーの未来を創造したい
応募条件
尚、ロレアルと共同開発に取り組んでいただき、ご提案いただいた技術を利用したロレアル製品として5年以内に実用化することを想定しています。
ロレアルグループとの共同開発の機会
● POC (Proof of Concept) の検証をし、化粧品や美容サービスへの応用領域の拡大を支援
● ロレアル リサーチ&イノベーション部門との技術や製品の共同開発を検討
中国最大級の展示会など、ロレアルグループが関与する国際イベント等におけるプロモーション機会
下記の露出・発信の機会を提供します
-2024年11月に上海で開催される中国最大級の国際展示会「中国国際輸入博覧会(CIIE)」における「北アジア ビューティーテック&イノベーションチャレンジ 受賞式典」ならびに関連イベントに参加し、参加メディアならびに多様かつグローバルな展示会参加企業への情報の露出と発信の機会
-CIIEにおける「イノベーション・インキュベーション・エリア」において、技術とイノベーションを展示する機会を提供
目的
スキンケア、ヘアケア、メイクアップ化粧品、医薬部外品開発のための革新的な技術の募集
対象とするニーズ
●スキンケア
シミの予防・改善(新規抗炎症有効成分、メラニン産生抑制有効成分、隠ぺい方法、早期発見診断技術などデバイス、ツールを含む)
アトピーなど皮膚炎の予防・改善(新規抗炎症有効成分、かゆみ抑制、殺菌・皮膚常在菌叢制御、皮膚バリア機能の改善などデバイス、ツールを含む)
ニキビ,ニキビ跡の予防・改善(皮脂分泌抑制,殺菌・皮膚常在菌叢制御、早期発見診断技術などデバイス、ツールを含む)
しわ、たるみの改善(被膜形成剤による張力の付与、デバイスやツールを含めた物理的な改善手段、など)
美容整形の代替(新規有効成分、デバイス、ツールを含む)
洗顔料使用時の節水(洗い流さず洗浄する技術、少量の水で洗い流せる技術、皮膚に洗い流しつつ有効成分を残す技術などデバイス、ツールを含む)
肌診断(細胞レベルの診断や可視化、肌状態不調の兆候を発見する技術など)
評価系(老化のバイオマーカーやパスウェイの解析・検証、有効成分のスクリーニング系など)
●ヘアケア
ヘアケア使用時の節水(洗い流さず洗浄する技術、少量の水で洗い流せる技術、毛髪に洗い流しつつ有効成分を残す技術などデバイス、ツールを含む)
育毛(新規育毛成分、頭皮・毛包への浸透を促進する技術などデバイス、ツールを含む)
毛髪状態の改善(手触り・ツヤといった質感の改善やその持続性、毛髪ダメージの予防・改善など)
●メイクアップ
メイクアップの持続(口紅やマスカラの持続、マスカラや付け睫毛を非常に長期間(例えば10日以上)連続使用可能とするための技術など)
対象とするアプローチ
企業のオフィス所在地に関する条件はありませんが、提案技術は日本で実施・展開できる必要があります。また、参加される企業は、日本でのパイロット・プロジェクトやインキュベーション・ステップに参加し、ビジネス化に向けての対応が可能であることが必要です。
対象企業の条件に適合していれば、どのような規模の企業であってもエントリーできます。
参加費は必要ありません。
日本における研究開発は1983 年にスタートし、現在、日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター(所在地:川崎市、所長:アミット・ジャヤズワル)として、戦略的なイノベーション拠点としての役割を担っています。日本の文化、歴史、社会、人々やエコシステムについて40年以上にわたり深く理解し、知見を蓄積しています。200名以上の研究員が、ロレアルグループ傘下ブランドのさまざまな分野やカテゴリーで上流から下流の開発を推進しています。代表的なブランドはランコム、シュウ ウエムラ、TAKAMI、キールズ、イヴ・サンローラン ボーテ、ケラスターゼ、メイベリン ニューヨークなど。